跳ね馬だって映画が好き
主にケーブルで流れる映画をだらだら見て感想を書いています。 決して評論や解説ではない、ただの『感想』・・読んでってくださる?
ピアノ・レッスン
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(2005/07/23)
ホリー・ハンター

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監督:ジェーン・カンピオン
出演:ホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル、アンナ・パキン
カンヌ国際映画祭パルムドール、アカデミー賞脚本賞、主演女優賞、助演女優賞


当時、世界中のあらゆる賞を受賞しまくったこの作品
今改めて気付いたけどオーストラリア映画だったんですね、ビックリ。
しかも舞台がニュージーランドだったとは、初見より10年以上経過して初めて気付いた気がします。

でもそんな事分ってなくても問題なし(?)
恋愛映画ですから、時代や舞台状況があまり飲み込めていなくても
案外スルスルと話に入れます。

いわゆる不倫になっちゃう主役の2人は
片方が口がきけず、もう一方は極端に無口で
言葉による感情のやりとりがすっごく少ない。
ぼんやり見てると(あれ?いつの間に好きになったの?)
なんて思う人もきっといるんじゃないかなあ(←私)

だけど、そんな繊細な状況を敏感に読み取りたい方にはすごくおすすめ。
ちなみに私はどうだったかというと
あんまり良く分からなかった。
全く芸術を理解出来ない、形だけの夫がイヤなのはわかるけど
どうしてベインズを好きになったのかじぇんじぇん理解できず。
やっぱあれ?
お嬢様は粗野な男に弱いってヤツですか?
普通に考えても、育った環境が違いすぎて
結婚生活が上手くいくとは思えないのだけど
私も芸術が理解できない分類でしょうか。

海にピアノがドッパーン、のシーンは美しかったです。
本物の愛を手に入れたエイダに、もうピアノは必要無くなったんですね。
だけどなんかなー、夢物語って感じです。


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胡同のひまわり
胡同のひまわり胡同のひまわり
(2006/12/22)
スン・ハイイン

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監督:チャン・ヤン
出演:スン・ハイイン、ジョアン・チェン、リウ・ツーフォン


文化大革命で右手を負傷し、画家への道を断たれた父は
息子の才能に全てを賭け、超スパルタ教育で自分の夢を託そうとする。
圧制に反発する息子は何とか父の手から逃げ出そうともがくが
親の権力に押しつぶされ、自由を奪われ、ただゞ父への反発だけが増していく。

父子の愛と憎しみの日々が30年という長いスパンで描かれています
(中国映画ってこのパターン多い気がするけど私だけ?)
頑固で融通の利かない夫を支えながら、息子にも愛情を注ぐ母親役にはジョアン・チェン、
「ラストエンペラー」で若き王妃役を演じた彼女も今じゃ落ち着いた母親です。
対立する父子の間で苦労するものの、従属するだけではなく、
自らの意思を持った芯の強い女性を演じていて好感持てます。

最後に父が取った行動には(うまい〆方するなー)と感じます。
長年に渡り蓄積された確執をどう乗り越えるのか、乗り越えられないのか
映画には結末が必要で、見ながらなんとなく想像してしまうものだけど
この終わり方は意外な展開でした。

晩年死期が近づいた父と遂に和解の時が訪れるとか
孫が生まれて互いに歩み寄るとか
父の死後息子が遺品から父の愛情に気付くとか
そんな終わり方だってあっただろうけど、
まったく予想外の結末で、でも・・良かったです。

痛めた右手で、取り壊しが進む胡同の町を写生する父の姿が印象的。
不器用にしか生きられなかった男の
不器用な家族への愛が素敵でした。


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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
アカデミー賞主演男優賞、撮影賞

主役のダニエル・セイ・ルイスがものすごい演技をしているというので、
ヨダレを拭き拭きシネテリエ天神まで行ってまいりました。

鉱山労働者だった男が、石油の採掘で一攫千金成り上がり
欲望をむき出しにして激しく生きた人生について描かれている。
貧しさから富をを求める姿が投影される出演者達全てが欲望にまみれている。
石油により生まれる富に誰もが群がり、欲望をさらけだし、醜い主張と争いが起こる。


成功のためなら自らの子供まで利用し
相手を出し抜く交渉術と富を求める嗅覚に優れたダニエル・プレインビュー
彼の人間性、心に近づくのは難しく、共感する人はあまりいないでしょう。
ただ、その妥協なき強烈な生き様は軽い衝撃とともに
何故か可笑しく悲しく不思議な気持ちを呼び起こす。

彼と対立する重要な役の神父がいいです。
神を信じる敬虔な男を演じつつ、金と権力を求めるイヤーな最低人間。
求め方は違っても、二人とも欲しいものは金と権力
だからこそお互いが分るし、反発しあうし、憎みあっている。
ラストの展開はちょっとびっくりだったけど、やはりああしなけあれば終われなかったかもしれない。


出演者の演技は完璧、撮影も良し、
そしてもうひとつとても印象に残ったのは
音楽の素晴らしさです。
とっても効果的で、意外な音の使い方がされていました。

んー、あと2、3年してからもう一度みたいかも。


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ブラッドダイヤモンド
ブラッド・ダイヤモンド (期間限定版)ブラッド・ダイヤモンド (期間限定版)
(2007/09/07)
レオナルド・ディカプリオ. ジャイモン・フンスー. ジェニファー・コネリー. カギソ・クイパーズ. アーノル

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監督:エドワード・ズウィック
出演:レオナルド・ディカプリオ、ジャイモン・フンスー、ジェニファー・コネリー


今、猛烈に後悔してるところです。

私、
私ったら、

どうして公開時にスクリーンで見なかったのかしら( ̄□ ̄‖)!!

良かったわ、良かったわよ、これー
中年太りみたいに腹が出ているおっさんみたいなレオが、
いつにも増して苦味のあるいい役してました、素晴らしいぃイイ!!!

しかも相棒(?)役はジャイモン・フンスー、この人も見る度いい演技してる!好きなの!

丁度タイミングよく、というか
先月ドキュメンタリーでブラッドダイヤモンドの番組を見ていたから
状況がよく飲み込めて分りやすかったけど、
RUFに手足を切断された人々や拷問、レイプの被害者達を思い出し
それがオーバーラップして精神的にはかなりキツくなりました。

この作品はブラッドダイヤモンドを知らない人達や
シエラレオネの内戦さえ初耳というような人達へ
多くの情報を提供した意義ある作品だと思う。
もっと描いて欲しい部分はあったけど、やっぱり映画ですから
ある程度観客を引き込むストーリー展開は必要なわけです。
主役の3人の男女が、互いの利害の元繋がっていく様子や
反発の中から生まれる友情や愛情、全てが絶妙に表現されていて
やりすぎでもなく物足りなさもなく、ほぼ完璧だったと思います。

骨太社会派が好きな人も
ヒューマンドラマに魅せられたい人も
どちらも充分堪能出きる優秀作品、見て良かった。


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ウェディングバンケット
ウェディング・バンケットウェディング・バンケット
(2006/09/22)
ウィンストン・チャオ、ミッチェル・リヒテンシュタイン 他

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監督:アン・リー
出演:ウィンストン・チャオ、ミッチェル・リキテンシュタイン

ベルリン国際映画祭金熊賞(グランプリ)

結婚を巡るドタバタヒューマンドラマ
アメリカでゲイとしてパートナーと順調な暮らしをしていたウェイタンは
息子の秘密をしらない台湾の両親から来る結婚の催促に耐えかね
グリーンカードを求める中国人女性との形式的な偽装結婚を決断する。

これでひとまず問題解決かと思いきや
両親が渡米し、長期滞在すると言うし、
盛大な披露宴をやるはめになるし、
次第に当初の安易な計画に暗雲が立ち込めてくる。

「お祝い事はともかく盛大に思い切り見栄を張って」
「お祭り事はとことんドンチャン騒ぎ!」
という中国のお家柄を思い切り表現されており
ちょっぴり下品にも写る、いや、完璧に下品で呆れてしまうような
悪ふざけと悪ノリに苦笑しちゃいます。
ただ、それがアン・リー監督の故郷に対する暖かい視線のようにも
見えるのは私だけでは無いと思うのだけど、どうだろう。

いつまでもアパートに住み込んでしまった両親に
なんとかウソを突き通し事態を収めようとするものの
ウェイタンとサイモンの関係までギクシャクしてくるし
結婚の相手、ウェイウェイの気持ちも当初の割り切った感情のままではいられなくなる。

それぞれの思いがまっすぐで、両親は息子を思い
息子は両親を思い、恋人を思う。
そんな状況を受け入れようとするサイモンの苦しみや
ウェイウェイの立場も微妙で
人間関係の描き方が素晴らしいです。

ドタバタコメディっぽく進めながら、辿り着くのは暖かいヒューマンドラマ
一見地味な印象を受ける作品ですが
家族の愛について描かれた、なかなか見応えある作品でした。


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ボーイズ・ドント・クライ
ボーイズ・ドント・クライボーイズ・ドント・クライ
(2008/01/18)
ヒラリー・スワンク、ピーター・サースガード 他

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監督:キンバリー・ピアーズ
出演:ヒラリー・スワンク、クロエ・セヴィニー

アカデミー主演女優賞

性同一性障害の女性が男性として生きた日々を、実話に基づき映画化。
ヒラリー・スワンクの魂こもった演技と役作りが高く評価され、
扱われたテーマや劇中起こるショッキングな事件で結構話題になりました。

何といっても男装したヒラリーがとってもに見えるのがすごいです。
少年ぽい体型にするためかなりのダイエットをしたらしいのだけど
見事に華奢で脂肪の少なそうな少年体型に生まれ変り、
仕草やしゃべり方も非常にスムーズ。プロって尊敬しちゃう!
 
ヒラリーがこの作品で見事に成功したのはもちろんだけど
私は相手役のクロエ・セヴィニーもすっごく良かったと思います。
適当に遊んで暮らしているような第一印象から、
次第にまっすぐで正直な彼女の人間性が見えてきて
非常に好感持てたし、惹き付けられる演技をしてました。
他には地味な作品にしか出てないけど、別の役も見てみたいなあと思います。

ストーリーはとっても重く、苦しい展開なので
受け止められる人だけ見て欲しいかな。


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ミスティック・リバー
ミスティック・リバーミスティック・リバー
(2007/04/06)
ショーン・ペン、ティム・ロビンス 他

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監督:クリント・イーストウッド
出演:ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコン、ローラ・リニー

アカデミー主演男優賞、助演男優賞

うーーーー苦しいーーーー

心が苦しいよーーーーーー

この作品、良く作ってらっしゃるとは思うんですけど
見終わった後の爽快感ゼロ。
充実感もゼロ。

一体どのように心を落ち着かせればいいのか、私どう思えばいいの?!

メインキャストの3人それぞれの微妙な精神状態について
あくまで控えめにじっくり撮っていくイーストウッドのやり方はよろしい。
それにしても話が暗すぎる
このお話しに救いはあるのでしょうか?

そりゃね、出来はいい作品だと思いますが
うっかりと人には勧められないので、自己責任で見て欲しいです。
イーストウッドの職人芸を求める方はぜひどうぞ。


沈んだ心を盛り返すため、何も考えずに笑えるハッピーな映画を見たい・・・。

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プロフィール

egashi

Author:egashi
劇場もTVもDVDもごちゃまぜで、良かったのもいまひとつだったのも関係なく、超個人的意見で感想を書いております。
跳ね馬は・・・もちろんFerrari。F1も大好き♪



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