跳ね馬だって映画が好き
主にケーブルで流れる映画をだらだら見て感想を書いています。 決して評論や解説ではない、ただの『感想』・・読んでってくださる?
胡同のひまわり
胡同のひまわり胡同のひまわり
(2006/12/22)
スン・ハイイン

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監督:チャン・ヤン
出演:スン・ハイイン、ジョアン・チェン、リウ・ツーフォン


文化大革命で右手を負傷し、画家への道を断たれた父は
息子の才能に全てを賭け、超スパルタ教育で自分の夢を託そうとする。
圧制に反発する息子は何とか父の手から逃げ出そうともがくが
親の権力に押しつぶされ、自由を奪われ、ただゞ父への反発だけが増していく。

父子の愛と憎しみの日々が30年という長いスパンで描かれています
(中国映画ってこのパターン多い気がするけど私だけ?)
頑固で融通の利かない夫を支えながら、息子にも愛情を注ぐ母親役にはジョアン・チェン、
「ラストエンペラー」で若き王妃役を演じた彼女も今じゃ落ち着いた母親です。
対立する父子の間で苦労するものの、従属するだけではなく、
自らの意思を持った芯の強い女性を演じていて好感持てます。

最後に父が取った行動には(うまい〆方するなー)と感じます。
長年に渡り蓄積された確執をどう乗り越えるのか、乗り越えられないのか
映画には結末が必要で、見ながらなんとなく想像してしまうものだけど
この終わり方は意外な展開でした。

晩年死期が近づいた父と遂に和解の時が訪れるとか
孫が生まれて互いに歩み寄るとか
父の死後息子が遺品から父の愛情に気付くとか
そんな終わり方だってあっただろうけど、
まったく予想外の結末で、でも・・良かったです。

痛めた右手で、取り壊しが進む胡同の町を写生する父の姿が印象的。
不器用にしか生きられなかった男の
不器用な家族への愛が素敵でした。


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