跳ね馬だって映画が好き
主にケーブルで流れる映画をだらだら見て感想を書いています。 決して評論や解説ではない、ただの『感想』・・読んでってくださる?
ラスト、コーション
「ラスト、コーション」

ラストコーション   監督:アン・リー 出演:トニー・レオン、タン・ウェイ、ワン・リーホン

ベネチア映画祭グランプリ<金獅子賞>、撮影賞

これ、見てからすでに数日経っていますが
見た当日はどうしても感想を書く気持ちになれなかった。
いろんな思いが巡って、とても文章に出来る気がしなかったのです。

ひとまず感じたのは、やっぱりアン・リー監督って力あるんだな、と。
オープニングの麻雀シーンで交わされる微妙な視線のやりとり
詳細な打ち合わせと演技指導の下行われたと思わせる
細かい、細かい仕事が見て取れて
「あぁ、やっぱりアン・リーだな」ってガツーンときます。

激しいセックスシーンは確かにR-18指定もうなずける表現で
一瞬引きましたね、一瞬だけど・・・ちょっと驚いた。
重要なのは、回を重ねるごとに変化していく2人の関係が、
2人の心の動きが、そのまま行為の中に反映している事です。
観客はベッドでの2人を見て、台詞に出てこない互いの関係を掴み
どうのようなラストが用意されているのかグイーっと引っ張られるのです。

タン・ウェイが素晴らしい女優に見えました。
もちろん徹底した演技指導を行う監督のおかげだと思いますし
アン・リーにかかるとどんな俳優も繊細で微妙な心の動きを表現できる
優れた役者になってしまいます。
なんだかそんな気になってしまう。

イーがチアチーに指輪を買ってやるシーンとかね、
あそこのトニーの表情がーーーー・・・・・・・いい!
ちょっと見上げるような安心しきったようなあの顔
そしてチアチーの一言
いいね!いいよ!

ともかく細かい、
監督のこだわりが随所に見える、細部まで手抜かり無く作られた秀作


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