跳ね馬だって映画が好き
主にケーブルで流れる映画をだらだら見て感想を書いています。 決して評論や解説ではない、ただの『感想』・・読んでってくださる?
『エデンの東』
エデンの東 スペシャル・エディション エデンの東 スペシャル・エディション
ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス 他 (2007/08/10)
ワーナー・ホーム・ビデオ
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監督:エリア・カザン
出演:ジェームズ・ディーン、ジュリー・ハリス、レイモンド・マッセイ


1955年公開という古さなんて関係ない、いつ観ても何度観ても色褪せない輝きと新鮮さで私を魅了する傑作「エデンの東」
私はこの映画に対して、いつものようにアレコレ突っ込んだり、文句を言ったりすることは出来ない。
あまりに素晴らしく、映画の魅力が溢れていて感動こそすれ、文句つけるところなんてひとつも無いのだ!

スタインベックの原作なんて読んだこと無い、
どんな内容かなんて知らなくていい、
だってこの映画がもーーーほんっとに最高でこの感激のままでいたいから。

先日BSで放送されているのを1年ぶり位で見たけど、これはやっぱり年に1回くらいのペースで観ても永遠に飽きそうにありません。

聖書を信じ、誠実さと実直さこそ人間の理想と疑わない父アダムに対し
愛を求めても父と通じ合えない屈折した息子キャル。
キャルを演じるジェームズ・ディーンがこの作品で一躍脚光を浴びたのは誰もが知るところでしょうが、正直作品を見るまでこれほどすごい俳優だとは思っていませんでした。
冒頭列車の上でセーターにくるまる姿からすでに「只者ではない感」出まくりです。
随所に印象的な表情が有り映画にのめりこむと同時に
俳優ジェームズ・ディーンについての興味がグンと高まるのを感じます。

一番の見所は、レタスで大損害を出した父に大豆先物で儲けた金を
誕生日プレゼントとして渡す場面。
本当は心から父の愛を求めているキャルが自分なりに必死で用意したお金だったのに、
父はそれを冷たくはねつける。
泣きながら札束を抱え父に抱きつくあの姿、あの表情、
彼でなければ出せなかったであろう秀逸のシーンと思う。

カインとアベルの話がベースになっているのはタイトル通り、
キャルとアーロン、あまりに両極の兄弟がまた悲劇であって
そこに絡んでくるアーロンの恋人アブラの存在がまた素晴らしい。
愛に飢えるキャルを理解する唯一の人として重要な役割を担っている。

出演者それぞれのキャラクター、演技、脚本に斬新なカット割、心に残る旋律、なにもかも混ざり合い溶け合い極上の仕上がりとなっています。

いい映画って本当にいいなあ、としみじみつぶやく極上の時間をくれる逸品。



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