| 『王になろうとした男』 |
監督:ジョン・ヒューストン 出演:ショーン・コネリー、マイケル・ケイン
この作品オススメです。 あんまり有名じゃないけど自信を持ってオススメ。 ショーン・コネリーとマイケル・ケインという渋いオジ様の若き日を堪能したい方にもオススメ。 そして、冒険ロマン溢れる作品が好きな人は絶対気に入ると思います。
ヒマラヤの奥地カリフスタン、アレクサンダー大王以来白人が足を踏み入れない秘境の地 2人の冒険家はそこに行って『王になる』作戦を立てます。
えっと・・・王になるって? どういうこと?
この辺の無鉄砲振りや突拍子の無さが冒険モノっぽくてグ しっちゃかめっちゃかありながら、なんとか目的地にたどり着くんだけどその行程も面白い。 部族通しが対立しているのをいいことに、一つの部族に 近代的な軍事訓練を教えてあっという間に近隣部族を支配下に置いてしまいます。
ここまでものすごーくインチキ臭くて適当なんだけど 山奥の秘境で暮らす皆さんには全てが新鮮でビックリで しかも都合のいい事にこの地域に伝わる伝説が・・・
アレクサンダー大王はいつか自分の息子をこの地につかわす
そう、この人こそ伝説の大王の息子で ついにこの地を統治するために来てくれた神様だーー!!
とどんどん話が大きくなって、うやうやしく神殿に迎えられることになります。 マイケル・ケインは深入りせず財宝だけもらって逃げようとしますが、 ショーン・コネリーはすっかり王様気分が気に入り、神として崇められることに酔っていく。
人間の欲の深さ、権力の醜さなども見せつつ 何故か滑稽さが保たれて、シュールな笑いが起こるのです。
最後は散々な結果で秘境を追い出される2人
見れば見るほど味のある作品です。
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| 『友へ チング』 |
監督:クァク・キョンテク 出演:チャン・ドンゴン、ユ・オソン
韓国の映画もドラマもこれまであんまりいい思い出はないのだけど ”男達の友情と裏切り”みたいな印象だったのでちょっと、見てみたんですわ。
はっきり言って(え?こんだけ?)て感じ 周囲からも「いいよー♪」と勧められていただけにビックリ。 15年前に見ていたらもっと感動しただろうけど、今無理。 悪くないんだけど、勝てない。
そう、勝てないわ。
私が愛する
香港男の友情シリーズにはとうてい及ばないわっ!!
「男の友情シリーズ」とは? 私が勝手にそう呼んでいるだけで、シリーズ物ではない。 大体コレと同じで子供時熱い友情を誓い合った仲間が 大人になって敵味方に別れて闘うことになっちゃう話で 組通し(?)の抗争とかあるんだよね。 一時期香港映画はそうゆう味のモノが多かった。 もうーーー泣きに泣いて見たもんである。 イイ作品をいくつも見せてもらった。
そんで、この「チング」も全く同じ系統で作られているのだけど 香港モノに比べて薄味でさっぱり、コテコテを期待していた私としては 秀ちゃんラーメン系って聞いて行ったのに、食べてみたら評判だけ先走りしてる「麺劇場 玄瑛」クラスで呆然てトコでしょうか。 麺劇場って何さ? なんであんな変な店の造りなわけ? 入りにくいし、面倒だってば、ラーメン屋ってもっとこう・・素朴な店じゃないの? いいけどさ、ラーメンブログじゃないからね。
私にとっては二度と行かなくていい店でも、 店の外まで行列作って待ってる人もいるんだし 映画だって人それぞれ、香港映画を観てなかったらもうちょっと感動したかもしれないし、 悪くは無かったですよ。
んー、でもチャン・ドンゴンの演技はいつものようにわざとらしかったかなあ。ボソボソ・・
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| 『海の上のピアニスト』 |
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ 出演:ティム・ロス、ブルット・テイラーヴィンス
いい作品ですわー、モロおすすめ   映画に要求される豪華さ、非日常性、魅力的な主人公に印象的なラスト 全てが揃った極上品なのです。 豪華客船で優雅にピアノを弾く青年、なんと名前が1900だってーの! しかもずっと船で生活して地上に降りたことがないんだから なんて刺激的な設定なんでしょ、ありえん
劇中流れるモリコーネ音楽がまたステキ ピアニストの話ですからね、気持ちのいい音楽をたっぷり聴かせてくれます。 気の知れた仲間達との船上生活に満足していた1900だが ひとりの少女に出逢い、ついに下船を決意する。 目の前に広がる未知の世界、高鳴る興奮、 ついに地上へ向けて足を踏み出すのだが・・・
出来なかった。
船から降りることが出来ない。
すでに彼は船と離れて暮らすことが出来なくなっていた。
う、切ないです。 バンド仲間のマックスの回顧から始まる物語の結末は悲しい。 船と共に生きた1900の人生は船とともに終わる。
こんな終わり方しか無かったんですかねえ。 ドラマティックで儚くて、これが映画ですな。
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| 『8mm』 |
  | 8mm ニコラス・ケイジ.ホアキン・フェニックス.ジェームズ・ガンドルフィーニ (2007/08/22) ソニー・ピクチャーズエンタテインメント この商品の詳細を見る |
監督:ジョエル・シューマカー 出演:ニコラス・ケイジ、ホアキン・フェニックス
スナッフフィルムていう名前さえ知らなかったし、 そのような種類の映像を好む方が存在することも知らなかったので ちょっと・・・それ、映画という公共のもので取り扱うのはいかがなもんなの? とかさー、思っちゃったわけですけど、どうですか?
しかし、内容を知って私は結構興味を惹かれまして (どんなの?どんなのかな〜♪) と周りに悟られないよう心のテンションはUP!
そして見終わった時には (むっかつくー 何コレ?ぷんぷん ) と怒りまくっていたわけです。
ちーとも良くなかったです。 強いて言えば、ホアキン・フェニックスが良かったかな? ケイジさんよりずーと良かったと思いますですよ。
なんかこれ中途半端な感じだし ケイジさんは正義のために行動するんだけど それがものすごくご都合主義の独りよがりっぽくて
『勝手にやってろよ自己満足』
という言葉を送りたい。
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| 『ギルバートグレイプ』 |
監督:ラッセ・ホルストレム 出演:ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ。ジュリエット・ルイス
今や”お気に入り監督ナンバーワン”の座を獲得しているホルストレム監督ですが この作品がファーストコンタクトでございました。
自殺した父の影を引きずり、動くことも出来ないほどの巨漢の母親と障害を持つ弟、妹2人という家族を支えるギルバート 彼は全てを諦めてしまっているように見えます。 誰も知らないような小さな寂れた町で 何の希望も持たず、張り合いもなく、家族のために生きている毎日。
そんな彼の前に現れたトレーラーで旅するベッキーの登場で 彼は閉じこめていた自分の人生を解き放ち 新しい世界へ旅立つ決心をします。
知的障害を持つアーニー演じるディカプリオが秀逸。 『ボーイズライフ』『ギルバートグレイプ』とこの頃のディカプリオは 10代ながら唸る程の演技力で光り輝いています。 最近のスコセッシとの蜜月振りはちょっと納得出来ないのだけど・・ ともかく、若い頃から実力もってたんですね。
もーすごい好きなんでね、何度見たか分かりませんが 最高ですよっ最高! 心洗われるというか、風吹き抜けるというか、 人生万歳!なんでもいーからとりあえずバンザイしとこう! という(?)大事に桐箱にしまっておきたいお気に入りです。
あんまり好きなんで、もっともらしい解説とか出来ません。 何年経っても朽ち果てない名作だと思っています。
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| 『0:34 レイジ34フン』 |
監督:クリストファー・スミス 出演:フランカ・ポテンテ
種類的には『CUBE』『SAW』あたりを狙って作られています。 地下鉄で眠り込み、目を覚ますと無人のホーム シャッターが降りて外にも出られない。 そこへ無人の列車がホームへ入り乗り込むんだけど ここから見えない殺人鬼との戦いが始まる。
閉じ込められた空間と正体の分らない殺人鬼 登場人物はごく少数で、ケイトは出会ったホームレスのカップルや 下水道整備員と力を合わせ、時には利用し 必死の逃亡をするのだが・・・
くだらん。 もー最低最悪どーしようもない映画。
殺人鬼の特殊メイクがやりすぎだし 怖いとか気持ち悪いというより サイテーです。
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| 『折り梅』 |
監督:松井久子 出演:原田美枝子、吉行和子
同居とともにアルツハイマーに侵された義母(吉行)と 仕事と家庭、母の介護に疲れ果てていく嫁、巴(原田)
家族や夫の無理解、兄弟からの協力も無く、次第に追い詰められていくのだが、 崩壊寸前で踏みとどまった家族は再生に向けて歩き出し、 義母を中心により固い絆で結ばれる。
原田美枝子と吉行和子という私の好きな女優が出ているし 二人とも素晴らしい演技でもー満足、大満足。 原田美枝子のあの独特の台詞まわしが好きなんだよね〜 ちょっと甘えたような、ペタっとした感じ、とっても特徴あります。
”老い”は誰にでもやってくる共通のテーマ 介護するのもされるのも、どちらだって辛いだろうけど 辛いだけじゃなく、その中で明るく楽しく生きていこうよって話。 最初は母の病気によって犠牲者のように暗く沈んでいた家族が 巴の頑張りに答え次第に変わっていく様がステキです。
なんと夫役にはトミーズ雅が出演してますが、ズッコケるくらい下手です。 台詞棒読み、クラスの出し物級、まー本職じゃないからあんまり責められないけど どうしてわざわざこの人にやらせたのかはよく分かりません。
痴呆が出始めると子供時代住んでいた場所へ「帰る、帰らないと」と言う人が多いと聞く。 私の周りでもそう言って家族を困らせる人がいる。 「帰るってどこへ?」「ここが家でしょ?」とつい言ってしまうが 巴は「まあ、遠い所ですね。それじゃあもう一晩泊まっていきませんか」 と軽く受け流してしまう。 ここちょっとショックだった。
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| 『太陽』 |
監督:アレクサンドル・ソクーロフ 出演:イッセー尾形
ソクーロフがこれを撮った真意はわからない。 でも、ともかく、同じ脚本を渡されても日本人ではなかなかこのように撮る事は難しかったと思われます。
だって・・・この昭和天皇変だもの。 まるで道化のような自虐的ふるまい、発言、そんな現人神を取り囲む侍従達の滑稽さが
違和感あるよー。
変じゃね?変じゃねーの?これ。
別に頭にくるとか、そんなのはないんだけど 全く別の作られたキャラクターを見ているような気分になりました。 ポツダム宣言を受け入れたことで 「現人神から人間になったヒロヒト」について描かれており 人間臭さを出しているともいえます。 ていうかちょっと出し過ぎ?
人間宣言をして重荷を降ろした天皇が皇后に甘えるシーンがあるのだけど ここでの香淳皇后もどーにもおかしい気がする。
チョコレートのエピソードとか、それホント?
監督の意図は掴めるが、うなずく事はできないのであーる。
日本を知らない外国のインテリ気取り(?)にはウケるかも。
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| 『二百三高地』 |
監督:舛田利雄 出演:仲代達也、あおい輝彦、新沼謙治
日露戦争なんだけど、戦争ついでに(?)これも書いちゃう。 日露戦争で日本が奇跡的に勝利出来た要因は この二百三高地の戦いによる旅順陥落と 東郷ターンでバルチック艦隊を沈めたことになるだろうけど やっぱり何と言ってもロシア国内で吹き荒れていた革命の嵐により 国外の敵と戦う前に国内の敵に滅ぼされそうだった 帝政ロシアの足元の崩れにあると思う。
国内の政治が安定していて、戦争に全力を注ぐことが出来れば 間違いなく日本はロシアに負けていただろうし 「大国ロシアに勝った!すごい!日本すごい!」 と大きな勘違いをしてそのまま軍事大国として突っ走る過ちを犯すこともなかっただろう。
ともあれ、日本はロシアに勝った。 累々たる死体を踏み台に、日本は世界列強へのデビューを果たす。 だってあの時戦っていなかったら、 今でも北海道あたりが「なんとかスク」なんて地名でロシア領のままかもしれないし レーニン像なんか置かれてコルホーズ、ソフホーズなんてなっていたかもしれないのだ。 ロシア支配下にあった東欧の悲惨な歴史を見れば、 この時正に命を懸けて日本を守り抜いた人々に対し 私は感謝の気持ちを持たずにはいられないのです。
植民地にならなくて・・・ホントに良かったー。
まあ、ね。あんまり詳しく知らなくても、いきなり見ても大丈夫だと思います。 すんごい長いし登場人物もいっぱい出てくるけど 良くわかんないなりに見たって、この激戦の悲惨さはあまりにも衝撃的だから。 しかもバックに流れるのはさだまさしの「防人の歌」 もーすんごく泣かされます。 泣いて、泣いて、涙の海に溺れそうになるまで ”苦しい!苦しい!”と心が叫ぶほど、 ただ泣くしかない。
正直この挿入歌はちょっと。。。と思うんだけど、 泣かすという点では見事な成果を挙げている。
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| 『連合艦隊司令長官 山本五十六』 |
監督:丸山誠治 出演:三船敏郎、加山雄三
太平洋戦争を語れば、必ずついてくるこの人山本五十六 名前だけは知っていても具体的にどのような人だったのか? 何をなしえて当時の戦況にどのような影響を与えた人なのか 完全とは言えないが、それらを知る糸口になりえる作品と思います。
山本五十六といえば
誰にも相手にされない時代コツコツと海軍航空隊を準備した、とか 最後まで日独伊三国同盟に反対した、とか 外国事情に詳しかった分、国力の違いから戦争には反対だった、とか まー、知っていたのはそんなところでしたが なんたって主役ですから、 彼の人間的魅力が存分に描かれておりまして それなりに見応えある作品だと言っていいでしょう。
(開戦には断固反対) そう思っていても、一気に戦争に突き進む祖国に対し 忠誠を誓った軍人としては、背くことも出来ず ただ任務を全うすることに心血を注ぐ。
この辺の心の葛藤なんて三船さん上手いんですわ。 コレ見たらあっという間に
山本五十六万歳!
なんて気持ちになりそうになって、危険です。 あくまで映画なので、その辺押さえて見ないと 三船敏郎=山本五十六な勘違いに陥りそう、 それ位三船演じる山本長官は素晴らしい。
だから映画としては気に入ってます。 当時のかわいい特撮も見応えアリ。
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| 戦場にかける橋 |
監督:デビット・リーン 出演:アレック・ギネス、ウィリアム・ホールデン、早川雪洲 アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、作曲賞など7部門受賞
「これ見てよかったなーーー」としみじみ感じた1957年公開イギリス映画です。 名作として知っている人は多いだろうけど 作曲賞を獲った「クワイ河マーチ」がまたすんごい有名ですね。 好きなんだよねー、名作に名曲アリです。
日本軍捕虜収容所の所長として早川雪洲が出演、 当時の日本軍人の横暴さや、選民思想がよーく見えるだけでなく 教養を持ち、武士道を大切にする高潔さも持ち合わせ 外国人が描いた日本軍人の中では異色の存在といえる。
もちろん英国軍が主役なので、日本人としては首をかしげる所もあるのだけど 対決する日英両軍の指揮官はどちらも名誉を重んじ、 最終的に両軍が力を合わせて橋を完成させる頃には 互いへの尊敬、心のつながりが出来たようにも見える。
労働を強要する斉藤所長に対し、ジュネーブ条約を盾に 断固とした態度で拒むニコルソン大佐がかっこいーのです。 大佐の男気に感服し、礼をもってもてなす斉藤所長もよろしい。 原作を書いたピエール・ブールさんは日本軍を憎みまくっていたため この内容にイタクご不満だったらしいのですが、 私としては日本軍の卑劣さだけでなく 人間としての尊厳を持った所が描かれてちょっと嬉しい。
直訳すると「クワイ河の橋」なタイトルを「戦場にかける橋」とつけちゃうところがウマイ! 味がありますなー、「戦場にかける」だって、思いつかないわー。
日本生まれの日本育ち、なのにハリウッドで勝負していた 早川雪洲だからこその斉藤所長の役作り、上手いです。 その辺の日系人俳優を使っていたらここまで魅力的な人物にならなかったのでは? 毎度外国映画に出てくる野蛮で冷酷なだけの日本軍に対し 違和感感じている人も少し納得出来るかな、と思います。
爆破された川に漂う看板のラストがまたいい仕上がりです。
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| 『日本のいちばん長い日』 |
監督:岡本喜八 出演:三船敏郎、笠智衆、山村聡他ともかくすごいスターの皆さん大勢
8月になりまして、終戦記念日が近づいてまいりました。 テレビで戦争関係の映画が放送される季節でもありますので 私もその辺ピックアップしてみようかな、と思います。 ちなみに最近の戦争モノにはウンザリしてるので古い作品で押しまくります。
第一弾は「日本のいちばん長い日」 終戦の8月14日から15日にかけて、陸軍にクーデター未遂がおきました。 なんとしても玉音放送を流してはいけない、流れた時日本は終わる。 そう思った陸軍将校達が 玉音放送用の録音盤を奪取しようと試みた「宮城事件(きゅうじょうじけん)」です。 こちらかなり記録映画っぽい演出になっておりまして 劇的なシーンとか、淡々とフィルムを回して撮り続けます。
何よりこの「宮城事件」ていうのに関して全く知識がなかったので これが良くできたフィクションじゃないって事にびっくり。 というか事実に基づいたフィクション?
ポツダム宣言を受け入れ戦争を終結させようとする人 あくまで本土決戦、最期まで戦い抜くのだと主張する人 それぞれの意見を交わす会議シーンが長い。 当然ながら格式ばった昔調の言葉遣いで聞き取りにくい上、 俳優達の顔と役柄が一致するまで時間がかかる。
なのに全く飽きることなく、だれることなく 画面に釘付けで見続けることが出来ます。
当時の名優をおしげもなく使いまくり、 大作と呼ぶにふさわしい重厚感が溢れ、 2時間38分という時間さえちっとも苦にならない。 大作にありがちな大味感など微塵もありません。 ワンカットも無駄なく編集され 岡本監督の思いが熱く画面にこめられているのを感じます。
この作品に対して伝えたいことは山のようにあるけれど 見てもらうのが一番だと思う。 玉砕覚悟の戦争継続を唱えた人達の苦しい心中が 台詞のはしばしから感じ取れ、 その言葉の奥にある知らなかった思いが伝わり やみくもに彼らを糾弾することも出来ないのだ、と そんな事も考えます。 (もちろん戦争は一日も早く終わらせるべきでした)
三船敏郎演じる阿南陸相のことは名前位しか知らなかったけど これを見て俄然興味が沸き、あれこれ読み漁ることとなりました。
私が言葉足らずで説明するより、 とにかく一度見てみようよ、見とこうよ、この傑作を! なのであります。
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