| 『マッドシティ』 |
出演:ダスティン・ホフマン、ジョン・トラボルタ
月曜からのホテル生活からやっと自宅へ戻ってきました。 家っていいなあ、やっぱ自分の家がサイコー そんで、自宅のパソコンサイコー
今週はCATVもほとんど見ていないので 「貧乏をやりくりして金払ってんのに、クショー!取り返したる!」 と鼻息も荒く、本日の番組表を見たけどやってたのは
「マッドシティ」
・・・あぁ、土曜の夜プライムタイムに放送するのがコレとはー(涙) 見た、見ましたよコレ試写会で。 あの頃結構試写会当たってたのに、最近じぇんじぇんかすりもしません。 やっぱネットで応募出来るようになって競争率グンとあがってるのかしら?
試写会に行って協賛会社のお土産をもらうのが楽しみだったのに 不思議なノベルティや試供品をもらって映画をタダ見、 いいなー、また試写会行きたいです。
そして試写会でなら、ハズレ映画も暖かく見られるってもんでしょ? 自腹切ってる時とは違う態度で受け入れられます。 なんたってタダだし土産付き。
そんな「試写会じゃなかったら軽くキレてるわ」 と思わせたのがこちらの作品、マッドシティ(またも前置きながー!)
前置きが長いってことはもちろん、映画の感想ほぼナシ。
あえていうなら陳腐
これで終わりだけど、いいですか?
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| 『死ぬまでにしたい10のこと』 |
監督:イザベル・コヘット 出演:サラ・ポーリー
タイトルまんま、思わぬ病でいきなり死の宣告をされた若い女性が 死ぬまでにやりとげたい事を10個書き出して実行していくお話。
うーん、不思議です。 人間こんな風になれるもんでしょうか。 彼女はすごく若い、子供と夫とこれからって時なのに 全く動揺する気配なく淡々としています。 誰に相談するでもなく、静かにその時に備えていくのです。
わかんなーい そのきもち
彼女がやりたいことに”夫以外の男性と浮気”てのがあるんだけど なんとも好都合な事にコインランドリーで偶然出会った彼と いい感じなり、彼も傷を抱えていて目標達成。 おかしい・・・ 浮気しようかな、と思って速攻相手に出会うなんて確率低いっ 部屋には本しかない男だし、彼からのアプローチの仕方も現実味ゼロ
夫と子供のために新しい奥さん候補も見つける これまた偶然隣に越してきた自分と同じ名前の女性が 求めていたピッタリな候補で、 家族のこともこれで安心です。
やっぱりおかしいよ・・・
ペドロ・アルモドアルが製作総指揮をしているだけあって 女性の支持率高そうな作品ですが 私の支持は得られませんでした。
家族なのに打ち明けてもらえない苦しみとか そういうのは・・無視?
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| 『桜の森の満開の下』 |
監督:篠田正浩 出演:若山富三郎、岩下志麻
原作は坂口安吾の短編小説、読んだことはない。 篠田作品といえば、業界人や映画好きには高く評価されているものの 大衆向きではない、というのが私の印象。 ちょっと地味だしねー、とっつきにくい所はあると思う。 ただこれが、一度その良さに気づいてしまうともう抜け出せません。 1作品ごとに篠田カラーが色濃く出ていて、その名前を聞けば作品を見たくなる監督の一人です。 篠田作品で活き活きと演技をする岩下志麻を見ていると、男と女、監督と女優を超えた、芸術を求める者通しの魂の結びつきをを感じ、軽くジェラシー覚えちゃう程なのだ。
極妻なんかじゃ分からない、岩下志麻のもうひとつの顔をみせられる。 ああ、この人ってこうなんだ、そうだったんだなあ (う、意味不明) と彼女について考え直す機会になりました。
実際最後まで見ても内容はよくわからないのであります。 場所や時代も、女の正体もわからない。 出演者には誰も名前が無く、現実世界からちょっと離れた 怪奇的幻想の中に引き込まれていきます。
桜の狂気といえばいいのか、 日本人にとって桜は春を呼び、お花見をする楽しいものであると同時に 生と死の象徴でもある。 美しく咲き誇り、儚く散る桃色の花びら
山賊は狂い咲く桜に恐怖を感じている。 美しい都の女に夢中になり、我を見失った山賊は 自分が住むべき山を離れ町にでてしまう。 言われるままに人を殺し、女に首を捧げる山賊 喜々として首で遊ぶ女の恐ろしさ 見てるこっちはさっぱり分からずポカンとしているウチに 「やっぱり山に帰ろう」と言う女に喜んだ山賊は 恐れて避けていた桜の森を通るのだけど・・・
最後の桜のシーン、正直怖い。 最初に女と山賊が出会った所で 「女房にするなら私をおぶっていっておくれよ」というシーンが最初の掴み、ぞーーわーっときます。
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| 『セレナ』 |
主演:ジェニファー・ロペス
実在したテハーノ(アメリカ人が歌うメキシコ音楽?)の女王、セリーナの短い生涯を描いた作品、あんまり知ってる人少ない気がするけど結構オススメ。 ちなみにセレナってタイトルだけど、どう聞いてもセリーナが合ってると思う。
父親に教えられるまま、子供時代から兄弟でバンドを組んで歌い出し 大きなバスを買って旅から旅、ステージをこなしながら生活する家族。 次第に人気スターになっていく過程で味わう お決まりの裏切り、家族との確執、恋、そして衝撃的な死。
この作品を見るまでこの人の事は全然知らなかったけど アメリカではすごく人気あったらしいです。 しかも死に方もかなりニュースな事件だし、 知らずに見ていた私は「え!そんな最後、あんまりー!」とショックを受けてしまいました。
ジェニファーの歌もいいし、彼女がセリーナに敬意を込めて演技してるのが伝わってすごく好感度高し。 それに私にとって驚きだったのは セリーナの夫役でジョン・セダが出演していること。 すてきー 好き、ジョン・セダ、好き。 UCアンダーカバーでも素敵だったけど今回も チンピラちっくな彼、もうそれだけできゅーーんと・・うふ
映画の出来はそこそこだけど、コレ見ちゃうと それだけでセリーナのファンになりそうな魅力たっぷり。 見てよかったです。
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| 『サイダーハウスルール』 |
監督:ラッセ・ハルストレム 出演:トビー・マグワイア、シャーリーズ・セロン、マイケル・ケイン
映画のせいか、先月からトビーとジョニーの映画ばっかりやっている。 しかも見たことあるのばっか、新鮮味が欲しいーーう、う、う
それで本日のメニューは新鮮さが無くなっても何度見ても飽きない
サイダーハウスルール ラブう〜
敬愛するラッセ監督ですもの、いいに決まってるんですが やはり素晴らしい、うふん♪ 施設で育ったホーマーの世間知らずでぼくとつとした所なんて トビーいいやん、似合ってるやん。
私どうもトビー・マグワイアの事好きみたいなんですよね。 彼が出てるとすごくいい役に見えちゃって (スパイダーマンは無視して)大体彼の作品を気に入ってるみたいです。
こちら、最初から最後まで何もかも素晴らしく、大好きなんです。 Dr.ローチとホーマーの関係とかMr.ローズとか果樹園のみんなも キャンディのお父さんもみんなみんなー、グ!グ!
結構いろんなテーマがグイグイ詰め込んであるんですが 何故がさっぱり見られるあたり、 「濃厚でこってりなのにスープ飲んだら意外とあっさりしてるんです」 てな人気店のラーメンばり。どんなの?
今回もなんのひねりもない邦題にちょっとムカついてるけど 原題は意味分かってるとシャレてていいんじゃない? 全てはそこに繋がっているのです。 くだらないルールに縛られないで自由に生きよう。
自由を求めて外の世界に行ったホーマーは 自分の居るべき場所を見つけて戻ってくる。
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| 『セント・エルモス・ファイアー』 |
出演:エミリオ・エステベス、ロブ・ロウ、デミ・ムーア
出てる、当時の青春スター達がぞろぞろと顔を揃え これぞ80年代青春映画の決定版ともいえる大ヒットさくひーん。 30代のあなたなら、初めて見る人も何故か懐かしくなってしまうこのストーリー
自分は特に悩むことなく普通に社会人へと羽ばたけたのに 『社会へ出たとき誰もが感じる壁や現実、やるせなさ』なんて言葉を言いたくなってしまうセンチメンタルな作品です。
学生時代は仲間がいて、楽しくて充実していたのに 社会に出るとそれぞれの道があり、意外と思うようにならない。 昔の仲間に会うと懐かしくほっとするけど、そこに逃げん込んでいても前へは進めない。 一人ずつ現実の問題と向き合っていかなければならないのだ。
まーわかりやすくいうと『愛という名のもとに』です。 あ、いけない、これをいうと一言でおわっちゃうのにやっぱり言った  でもこの映画をモロパクってます。 日本風にドラマ化するとこうなります、っていうのがあのドラマだよね。 みんなパクリだって思ってるでしょ?ね? まあ、あれはあれで充分楽しんだから攻める気はないです。
仲間7人のこれからの人生については中途半端で それでどうなるの?というすっきりしないところもあるが 先がわからないのが青春さ、青いのさ。
ともかく懐かしかった。 ロブ・ロウの右耳ピアスの悪い子ぶりがまた素敵だったわ。
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| 『レ・ミゼラブル』 |
監督:ビレ・アウグスト 出演:リーアム・ニーソン、ジェフリー・ラッシュ
ああ、無情です。 子供の頃より知っているこのお話、アニメではコゼットをメインで描かれていたよな気がしますが(うろ覚え)本作はバルジャンとジャベールの対決にググっと焦点を絞り撮られています。(原作長いもんね)
その前に「ああ、無情」ていう邦題は何故ついたんでしょう? 何が無情なのかしら? ジャベールが執拗に追い詰めるから? フォンテーンに救いがないから? それとも、この時代に生きた全ての救われない庶民の事ですか? うーん、大人になるとここが気になる。 以前なにかのテレビで翻訳された裏話を聞いたんだけど思い出せず、気になるわ、ムキー!
あ、話を戻しまして、映画作品としての評価は
いい
リーアム・ニーソンとジェフリー・ラッシュという実力俳優が ぶつかり合い、演技対決とも思わせる火花バチバチの迫力です。 いや素晴らしい。 なんといっても原作は世界中が知っている名作 舞台でも映画でもテレビでも散々各国で作られている。 それを名の知れた俳優がやるっていうと 見る人それぞれの原作へのイメージと俳優へのイメージが いろんな意味で邪魔しますわねー、そういうのあるでしょ?
だから見た人誰でもいいっていうわけじゃないと思うけど 私は2人のキャラへの入り込み具合、役作りにイタク満足です。 1回目はリーアムに 2回目はジェフリーに 俳優の心意気ってのを見せていただいた気がします。
作品は良く出来ていると思う、本心で。 ただこの話自体は暗くて好きじゃない。
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| 『スリーピーホロウ』 |
監督:ティム・バートン 出演:ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ
ティム・バートンとジョニー・デップ 何度も何度も一緒に組んでいるこの二人、相思相愛ですねえ。 先日いつも通っている歯医者で『チャーリーとチョコレート工場』をチラリと見たんだけど 今後一生見ることが無くても絶対後悔しないと断言出来るほど 感心をもてませんでした。
これもね、オカルトです。 常に現実の世界から飛び出している いわゆる普通の日常なんてのは描く気がないのでしょう。
首なし騎士ですって、はい?なんでしょ、それ? 馬に乗って走ってくるんだよね、首なしさんが。 最初は実在の人間が首なし騎士になって 誰かに復習とかしてるのかと思ってたけど 結局日本でいうところの幽霊のようです。
ちょっと変わった作品が好きな人には受けるのかも・・ 私には難しすぎて付いていけませんわ。
バートン作品でなんとか見ることができるのは 『エド・ウッド』位です。 コレ結構楽しかったです。
しかし、いつも画面暗いわー 見にくいからライトいっぱい付けて撮影してください。
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| 「あるスキャンダルの覚書」 |
監督:リチャード・エア 出演:ジュディ・デンチ、ケイト・ブランシェット
雨がシトシト降る中、久しぶりにKBCシネマへ行ってきました。 レディースデイなので、いつものように女、女、女だらけ 結構地味に上映されてるのかと思えば、意外にも客の入りは上々でした。
いきなりだけど、鑑賞後の気分は良くありません。 ハッピーな話じゃないのは分かるけど ドロドロ感がたっぷりで帰り道はヘドロの上を歩いてるようなどんよりムード。
まずー、ケイトの年齢はいくつの設定か知りませんが、 15才の学生と不倫するってどうなの?! 自分の娘より年下なのよ? 話はバーバラ(J・デンチ)側から語られているので シーバ(K・ブランシェット)の人間性がつかみにくい。 何故あの少年を欲しいと思ったのか、よくわかんない。 だってヤバすぎるよねー ようは今の私が15才のお子ちゃまと?
・・・ありえーーーん!!! キモイ!! 変態っていわれても仕方ないでしょ? 児童買春するイケナイ成年男性と同じなのでは? いくら家庭がうまくいってなくても他にいるでしょ?
バーバラは孤独と老いに耐えかね、自分を求め寄り添ってくれる友人を捜してシーバに出会う。 まあ、友人ていうか恋人? けど彼女は決して恋愛感情について口にすることはなく、 自分自身の内なる世界、日記のなかでもあくまで友情で押し通している。 この辺難しいわ、どうしてかしら?
シーバと男子生徒の関係を知ったバーバラは裏切られたと感じ、 秘密にするかわり、シーバへ自分との友情を押しつける。 秘密を切り札にシーバへ言い寄る(?)バーバラ
危ないおばさまであります。
そして、そんなバーバラを演じるジュディ・デンチが恐ろしくウマイ! こわいよー おそろしいよー 息が、息が詰まるようなこのきんぱくかーーーん!
最初から最後までジュディ・デンチ一人舞台 すごい、もうすごくてすごくて敬服致しました!
デンチの前ではケイトもただの小娘か。
周りから結婚について質問されなくなり 「私って将来孤独死?」なんて思っている自分としては バーバラの孤独が分かる反面、 こうなったら人間お終いだな、と吾を振り返る時間にもなりました。
←←孤独な女にはやはり猫が必要なのか?バーバラが飼っていたノルウェージャンフォレストキャットみたいな猫ちゃん、すっごくかわいかったです。ランキング参加中です、お気に召した方は応援クリックお願いします!
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| 『ディアボロス』 |
出演:アル・パチーノ、キアヌ・リーブス
悪魔モノですね。
仏教徒というか、ほとんど無宗教に近く 聖書の知識が無い日本人にはあまりピンとこないお話です。 この系の話だといつも思うんだけど やっぱり文化の違いは超えられないっていうか サタンがルシファーでもカインとアベルが兄弟でも それでどうしたの?なんであーる。
本物の悪魔が法曹界の大物として人間界で暮らしてるんだって そんでキアヌ本人は知らなかったけど実は悪魔の息子で 「わしの跡を継いで悪魔になるのじゃー」 ていわれるんだけど悪魔になるくらいなら死を選ぶヒーローキアヌ
悪魔役のアル・パチーノが似合ってます。 そもそも悪魔とはなんぞや? やっぱりもとは天使で、地獄で最後の審判を待ってるのか? あ、それで本当は今地獄にいるはずなのに 人間の姿で地上にいるからこの映画は「コワイゾー」て事なんだっけ?
バアル(スターゲイトね!)も悪魔、リバイアサンも悪魔(竜じゃないの?) そしてイエスだけじゃなく、仏陀も悪魔に出会っているらしい、 というと冒頭書いた「日本人には・・・」がおかしくなってきます。 私が知識なさすぎなのか? インドの経典お勉強するべきでしょうか。
聖書モノは好きでも悪魔モノは好きじゃない私。 大体天使が悪魔になるあたりからすでに違和感バリバリですから。
とりあえずあんまり好きじゃなかったって事です。 この作品でのキアヌはさっぱり、 アル・パチーノの迫力に負け シャーリーズ・セロンの美しさに負け 役にも負けてる〜。
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| 『クジラの島の少女』 |
主演のケイシャ・キャッスル・ヒューズが最年少でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、他にもあれやこれやと世界中で賞をもらって絶賛されました。 かわいかったもんね〜。
ずっとサモアあたりの話だと思っていたらニュージーランドが舞台で 映画見てる間も全く気付いていなかったアホたりです。
先祖はクジラに乗って島へやってきた
なんてかわいい伝説ですか でもって一体どこからいらっしゃったんでしょうか? どこでクジラに乗ったっていうの? そんないじわるな心ではこの作品を楽しめません。
ピュアな心で向かい合えばピュアな感動があなたを待ってます。 なんたってケイシャちゃんがまっすぐでフレッシュでピュアだから・・
実は「え?こんなの?」て感想で ラストにクジラで海に帰るところとか さっぱり話に入り込めていなかった私です。
それで彼女、今はどうしているのかしら。
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| 『おろしや国酔夢譚』 |
原作:井上靖 主演:緒方拳
井上靖とのファーストコンタクトは「蒼き狼」 あまりのスケールのでかさ、小難しそうに難解な漢字がズラズラ並んでいるのに読まずにはいられない迫力ある物語に
井上靖、偉大なり。
と感嘆したものですが、そんな彼の作品で多分一番好きで何度も読み返したのがこの原作、今も私の本棚の隅に古ぼけた背表紙を見ることができます。
江戸時代、嵐でアリューシャン列島に漂着した大黒屋光太夫率いる乗組員17人 日本に帰るべく道を探るものの、鎖国状態の日本との国交がないロシアにはなすすべなし どうするのか? 何としても故郷へ帰りたい。 船は? 資金は?
立ちはだかる無数の壁を乗り越え、 10年の歳月をかけ決死の覚悟で挑んだ帰郷への旅。 映像でも過酷な旅の様子は描かれていますが、 いかんせん原作の迫力には及ばず、ちょっとガッカリ。 アムチトカ島からの脱出、オホーツクでの厳しい越冬 厳寒のシベリアを駆け抜けた命がけのソリ旅。 ページをめくるのももどかしいほど私を夢中にさせた原作に比べれば 何故かするりと見れてしまうのが
おしい、おしい、おしいよ〜
何故だ? 井上先生の比類なきペンの力によって私の脳内はぐるぐると活動し 見たこともないアザラシ猟やオホーツクの港が絵を書ける位(無理だけど) リアルにイメージされていたのがいけなかったんでしょうか。
まあ、そんなギャップはありしも この映画の意味は「そんな歴史の1ページを知る」事にあるんじゃないかと思います。 光太夫達以外にもあの時代ロシアに漂着した漁師はいたし 彼らは絶望の中、故郷を夢見ながら果てていったのだろうし そんな埋もれた話が光太夫達の記録により現代の私達に伝えられている。 あぁ、そんな事もあったんだな、と そう思うだけでも全然オッケーじゃないでしょうか。
光太夫を足がかりに鎖国日本の扉を開こう、ていうか イギリスなんかに先を越されてたまるか!日本はロシアがいただきだぜ! と魑魅魍魎うごめく当たりも、ただの漂流記とは全く違う味を見せております。
望郷の念に駆られながらも、 長い年月に耐えられず現地の女性と結婚したり ロシア正教に救いを求めたりした仲間との別れが切ない。 帰国後の光太夫が幸せだったのか? それはもう、誰にも分からないことであるけど 彼が生きたロシアでの10年は、今も語り継がれ その不屈の精神と高い人間性に誰しも尊敬の念を持つことと思います。
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| 『カラーオブハート』 |
監督:ゲイリー・ロス 出演:トビー・マグワイア、リース・ウィザースプーン
不思議なリモコンで50年代の白黒ドラマの世界へ入り込んだ兄妹 そこは「プレザントヴィル」 表面的な作られた世界で人々は日々のルーティンをこなし 憎しみや汚さのない「プレザント=愉快な」な毎日
しかし入り込んだ2人によって様々な価値観、現実が持ち込まれ町に変化が表れる。 人々はセックスを知り、本物の雨を経験し、憎しみと差別、混乱と暴力溢れる町になってしまう。
ドラマの世界に入り込む、というだけなら誰かがやりそうな事だけど プレザントヴィルの完璧な設定、登場人物達の異様な優等生ぶりが 逆に笑えて、アメリカ人の好きそうなブラックユーモアが随所に効いています。
オリジナリティ溢れる発想は素晴らしいけど、後半ちょっとやり過ぎかな?と思うところもアリ。 白黒の町に少しずつ色が付いていく過程はとても良かった。 白黒とカラーの混在で画面が進んでいくところは不思議と違和感なく いいんだけど、いいんだけど・・・ 何がどうして色が付くのかは結構あやふやで、あまり考えずさらりと見た方がよさそう。
結構好き、特に前半のリーズ・ウィザースプーンのハチャメチャ振りと 目覚める母親ジョアン・アレンが素敵。
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| 『ストレイトストーリー』 |
監督:デビッド・リンチ 出演:リチャード・ファーンズワース
73才で目が悪くて免許もなくて、腰が悪くて医者から歩行器を勧められているアルヴィン
彼は旅に出ることにした 10年も音信不通の兄が倒れたのだ ケンカ別れしたままの兄に会いに行こう
でも彼は車に乗れないし兄が住むのは500km先、 誰かの世話になって連れて行ってもらうのもイヤだ。 だから・・・いつも使ってる芝刈り機で行こう。 でもさすがに芝刈り機で長旅は難しく、故障して帰ってきた彼は 新しく中古のトラクターを手に入れ再び旅に出る。 言い出したらきかない頑固者なのだ。
トラクターが走る ブブブ。。。ブブブ。。。自転車に抜かれトラックに追い越され いろんな人々に出会いながら何週間もかけて旅するアルヴィン
そう。これはロードムービー。 いろんなロードムービーがあるけど、主役が73才のじいちゃんで 乗ってるのはトラクターてのが普通とちょっと違います。
デヴィット・リンチの新しい一面を見せられた 感動のニューマンストーリー、とても良かったです。 ひろーいひろーい大地に走る一本の道、 美しい景色とトラクターののんびりした走りがはまって ほややや〜んといー気持ちになります。
眠い眠いと思いながら見始めたのに、いつのまにかアルヴィンに惹かれ 彼の旅が無事終着点を迎えて欲しい 無事に兄と会って和解して欲しい、なんて思い始め ラストはもう涙がボワっと溢れてきます。
オンボロトラクターを見て 「あれに乗って俺に会いに来たのか」という兄の台詞で 2人は再び肉親の絆を取り戻したと分ります。
いいな、 いいじゃん、アルヴィンやったね。
大事に心に閉まっておきたい、そんな映画がまたひとつ増えました。
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| 『グッド・ウィル・ハンティング』 |
監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ロビン・ウィリアムズ、マット・デイモン、ベン・アフレック アカデミー脚本賞、助演男優賞(ロビン・ウィリアムズ)
言わずとしれた名作、好きな人多い作品ですね。
すごく感動した!とか 泣けた!とか そういう感想にはいたらず
静かに波が寄せては返すように じわ、じわ、と心の中に染み込んできます。
私はベン演じるチャッキーが好き 彼いいね、いい奴。 自分とはかけ離れた才能をもつ親友に対し 卑下するわけでもなく、嫉妬するわけでもなく 普通にいい友人として接する事が出来る。
これって意外と難しそうです。 こんな天才と知り合いになっても、親しくなった後才能を知っても やっぱり引いちゃうというか いきなり距離感感じそうじゃない?
しかも彼を縛り付けることなく 新しい世界に押し出そうとする。 実生活でも親友という2人の関係もダブリ 男達の友情にくぅう〜ってなります。
ウィルが何度も着ているきちゃないTシャツと ランボー教授が常にマフラー(?)みたいなのを首からかけてるのが ずっと気になりました。
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