跳ね馬だって映画が好き
主にケーブルで流れる映画をだらだら見て感想を書いています。 決して評論や解説ではない、ただの『感想』・・読んでってくださる?
スナッチ
スナッチ デラックス・コレクターズ・エディションスナッチ デラックス・コレクターズ・エディション
(2007/05/30)
ベネチオ・デル・トロ

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監督:ガイ・リッチー
出演:ジェイソン・ステイサム、ブラッド・ピット、ベネチオ・デルトロ


ガイ・リッチーといえばアンダーグイラウンドな世界を舞台に
おしゃれでかっこよくてグロいようでスッキリする作品を撮ってるイメージなんだけど、合ってる?
(マドンナのだんなさまって言った方が知ってる人多いかも)


とりあえずコレね、かっこいい

裏社会で生きるいろんな人達がワンサカ出てきて
賭けボクシングと、盗んだドでかいダイヤの行方が絡み合って
ぐっちゃぐちゃの大混乱状態になってしまいます。

登場人物は多いし、名前は似てるし、最初に一気に出演者の紹介があるもんだから
『ちょっとまってーーー!覚えられないから!!』
て焦った私でしたが、別にそこで覚えなくっても全然大丈夫なの。
あんなとこで焦るの私くらいでしょうか?


群像劇は元々好きだからホンット楽しめた♪
あのデルトロ兄さんが、最初の方しか出てこない役をやってらっさるんですが
もー、すげーいいの!
味があるんす!
思わず笑えるシーンなんかありまして、
彼って最近真面目な暗いイメージあるけど、コミカルな役もお上手です。


話題作の主役を張るようなメンバーが何人も出てるのに
みんな情けない小悪党っていうか、
役立たずのチンピラっていうか
しょーもない役を楽しそうに演じてますよ、かわいいです。

大勢でワイワイ言いながら観たら楽しそう、
もちろん一人でニヤニヤしながら見るのもグー


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JUNO

JUNO/ジュノ
監督:ジェイソン・ライトマン
出演:エレン・ペイジ、マイケル・セラ、ジェニファー・ガーナー、アリソン・ジャネイ



すごくよかった

地味な出演者、若い監督に脚本家はこれがデビュー作、そんなちっちゃな作品が
各国の映画祭で注目を浴び、絶賛され、アメリカで並み居る大作をけちらして大ヒット!
だったらしいんですけども、
特に主人公ジュノから飛び出す台詞が独特で最高、かなり印象的で
アカデミー脚本賞を受賞してます。


ジュノはちょっと変った女の子で、世間をクールに見つめ、話す内容も皮肉たっぷり
16歳で妊娠してしまったことを両親に打ち明けるシーンも
里親との顔合わせのシーンも
飛び出す台詞や行動にびっくりするやら笑えるやら、
脚本家のディアブロ・コディの高いセンスが冴え渡っています。
彼女には今頃世界中の映画監督から次回作のオファーがきてることでしょう、
次どんなの書いてくれるのか楽しみ、ぜひ注目しておきたい人です。
 
そんな独特の脚本を演じるジュノ役のエレン・ペイジも素晴らしかった!
周りを固める両親や友人、里親カップル
よく見ればアリソン・ジャネイにジェニファー・ガーナー、オリヴィア・サルビーなど
ドラマで大活躍した御馴染みの顔がズラリと並んでいます。

有名なハリウッドスターは出てないけど
誰が見ても楽しめる、かわいくて元気がもらえるファンキームービー
久しぶりに「もう一回お金出して見に行きたい」と思いました。


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キリングフィールド
キリング・フィールド スペシャル・エディションキリング・フィールド スペシャル・エディション
(2004/11/25)
ジュリアン・サンズサム・ウォーターストン

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監督:ローランド・ジョフェ
出演:サム・ウォーターストン、ハイン・S・ニョール、ジョン・マルコヴィッチ

アカデミー賞助演男優賞

ピューリッツァー賞を受賞したニューヨークタイムズの記者が
内戦の激化するカンボジアで体験した実話を基に描かれている。
といっても、この中に出てくるシドニーとプランの熱い友情が、現実いかほどのものだったかは
多少疑問があるところで、戦闘シーンも含めてそのまま鵜呑みにするのは危険と思われます。


そんな事は無視しても、とってもいい映画!
主役はプランじゃないの?という位、ハイン・S・ニョールの演技が真に迫って見応え充分。
実際にカンボジアで内戦を経験し、強制労働を強いられた彼の
内からにじみ出る演技に誰もが感動すること間違いなし!

同じ東南アジアにありながら、遠い世界の昔話のように感じられる血みどろのカンボジア内戦
内戦に付き物の、やるせなさと無力感、
一体何のために誰と戦っているのか、それさえも曖昧になってしまう銃と暴力の世界で
市民はただおびえ、今を生きるため死と引き換えに隷従に耐えるのみ。
シドニー達の働きも虚しく、アメリカ行きが断されたプランは
捕らえられ、死と隣り合わせの強制労働の日々を送るのですが
この辺結構心臓が苦しくなって、見ていて辛い。

カンボジア内戦の実態を暴く、というより過酷な状況のなかで強く結ばれた
シドニーとプランの友情物語として観た方がずっと心にくると思います。
プランの頑張りに比べ、ピューリッツァー賞なんか貰って授賞式に出席しているシドニーを見ると
「よくもまあ、のうのうと!」なんて気持ちにもなってしまうが、
一緒にプランを亡命させようとした仲間から「賞を貰うためにプランを利用した」、となじられる
シーンを入れている事で、シドニーも苦しんでいるんだってうまくまとめられてます。

ちょっと斜め角度で見てしまうと、「白人に仕える従順なアジア人」というパターンにはまってしまいそうな関係が
対等な友情関係といして終われている・・・・ように・・・多分、私は思えた。
見終わったときはそう思った。

でも、いま振り返るとすこーし疑問はあるかな?

最後に2人が交わす会話はいいですね。


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愛と精霊の家
愛と精霊の家愛と精霊の家
(2001/02/23)
メリル・ストリープ

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監督:ビレ・アウグスト
出演:ジェレミー・アイアンズ、メリル・ストリープ、グレン・クローズ、アントニオ・バンデラス、ウィノナ・ライダー、ヴィンセント・ギャロ


このキャスティングを見ただけでも「おおぅ!!と思わずにはいられないのですが、
内容も期待通り、いや、期待をはるかに上回る素晴らしさだったです。
多分原作を読んでいたらこうまで感じなかっただろうけど、
ひとまず1つの作品として単体で観れば、かなり好きだった。満足した。

南米チリを舞台に名家の50年を綴った壮大なスケールのお話しなので
やはり・・・映画という時間の制約で、少々話しが飛ばし気味なのが気になるが
これはもうどうしようもない事だし、そこをふまえて見るしかない。

富と権力を求め、自分の価値観でがんじがらめになった冷徹な男を演じるのはジェレミー・アイアンズ
彼の出演作の中でもかなりトップに近い演技をしています。
というか、ウィノナ・ライダーもアントニオ・バンデラスもグレン・クローズもそれぞれが
メリル・ストリープにひけをとらない熱演で、もう素晴らしいのよ、見応えあるのよ、

これぞ映画!お腹いっぱい!


てな気分ですねー、特にクララが亡くなって軍事クーデターが起きるあたりから
グーーーっと観客を縛り付ける感じがあってよかったわぁ。


特にジェレミー・アイアンズが好きな人は必ず観るべき、
これまでの彼とは違うスキルを感じてしまいましたよ。
貧乏から這い上がり、成功を手にした男は冷酷で独善的で支配欲にまみれている。
そんな彼の良さも悪さも包み込み、時には厳しい態度で接する妻には精霊が付いてます。
精霊ですよ、キリストちっくですね。
この辺たぶん原作ではもう少し書いてあるんだろうけど、
映画の中では少ししか取り上げられていなかったように感じました。
とりあえず原作をモーレツに読みたくなってしまった。



ペドロのお父さんもいい味出てて好きです。

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それぞれのシネマ
それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~それぞれのシネマ ~カンヌ国際映画祭60回記念製作映画~
(2008/07/04)
テオ・アンゲロプロス

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カンヌ映画祭60回記念に、世界中の有名監督が「映画」をテーマに3分間の超ショートムービーを製作
是非見たいけど、見れないだろうなぁ。と思っていたらなんとDVD化されてました。
そりゃあ、世界中の映画好き皆が見たがりますよね。

しかもこの作品集をシネフィルイマジカが放送してくれました。
ありがとう、シネフィルイマジカ!
今までほとんど見たこと無かったけど、今後はもっと注目します。

たったの3分間だし、テーマは決まっているのに、どれも個性が溢れてワクワク楽しめました。
特に自分のお気に入り監督の作品は、出来れば最後のクレジットを見る前に「当てたい」気持ちになってしまいます。
映像を見ながら、どの監督の作品か当てられたのは何本かありましたが
ものすごく意外な人だったのもあります。
 
すぐに分ったのはチャン・イーモウ監督
山、子供、食事、彼が好んで使う小物が次々出てきて、映像が温かくて、これは本当に分りやすかったです。
残念なのは、中国映画にも良く出てくる「屋外での映画上映会」の風景をチェン・カイコーも使っていた事。(あぁー、ダブってるよー)てねぇ、思っちゃいますよねぇ。内容は全然違うんだけどさ。

強烈な映像にビックリしたのは・・・・
やっぱりラース・フォン・トリアー監督!この人やっぱ尋常じゃないですね、エグイし胸が悪くなる、ある意味一番印象に残ってます。
映画の上映会でしつこく話しかける隣の男を、くぎ抜きハンマーで滅多打ちにして殺しちゃうんですよ。
グチャグチャになった脳味噌が飛び散って・・・気持ちワルー!!
でも、かなりいい出来でした。大体、この企画に彼がホイホイと(かどうかは分らないけど)乗ってきたっていうのがなんだか笑える。

ロマン・ポランスキー監督の「エロティックな映画」も、普段のポランスキーからは想像出来ないお茶目な?展開で、3分という時間をとても有意義に使っていたし、遊び心が良かったです。普段の作品はちっともいいと思ったこと無いのに、意外だなって思いました。

デヴィット・クローネンバーグ監督は映画が消滅した未来?で最後の映画館のトイレの中で自殺する最後のユダヤ人という不思議な設定。これも意味不明ながらとても印象的です。

ウォルター・サルス監督は楽しいラップを聞かせてくれるし、クロード・ルルーシュ監督は両親への感謝をストレートに表していた。

最後を飾るのは、私の師匠、敬愛する偉大な映画人ケン・ローチ監督
彼らしい皮肉が入ったストーリーで、タイトルの「ハッピーエンド」も上手いね!


あれだけの豪華メンバーが一同に介し、ひとつのテーマで映画を撮るなんて
もう私が生きている間にはないだろうから、素晴らしい記念になりました。
きっとね、「俺だってやりたかった!このメンバーに入りたかったのに」
なんて思ってる人も結構いたんじゃないかなあーなんて余計な事まで考えてしまいます。

残念ながら丁度キタノ監督の作品を見逃してしまいまして、
もう一度日曜に再放送があるので何とか次回は見たいと思ってます。



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ピアノ・レッスン
ピアノ・レッスンピアノ・レッスン
(2005/07/23)
ホリー・ハンター

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監督:ジェーン・カンピオン
出演:ホリー・ハンター、ハーヴェイ・カイテル、アンナ・パキン
カンヌ国際映画祭パルムドール、アカデミー賞脚本賞、主演女優賞、助演女優賞


当時、世界中のあらゆる賞を受賞しまくったこの作品
今改めて気付いたけどオーストラリア映画だったんですね、ビックリ。
しかも舞台がニュージーランドだったとは、初見より10年以上経過して初めて気付いた気がします。

でもそんな事分ってなくても問題なし(?)
恋愛映画ですから、時代や舞台状況があまり飲み込めていなくても
案外スルスルと話に入れます。

いわゆる不倫になっちゃう主役の2人は
片方が口がきけず、もう一方は極端に無口で
言葉による感情のやりとりがすっごく少ない。
ぼんやり見てると(あれ?いつの間に好きになったの?)
なんて思う人もきっといるんじゃないかなあ(←私)

だけど、そんな繊細な状況を敏感に読み取りたい方にはすごくおすすめ。
ちなみに私はどうだったかというと
あんまり良く分からなかった。
全く芸術を理解出来ない、形だけの夫がイヤなのはわかるけど
どうしてベインズを好きになったのかじぇんじぇん理解できず。
やっぱあれ?
お嬢様は粗野な男に弱いってヤツですか?
普通に考えても、育った環境が違いすぎて
結婚生活が上手くいくとは思えないのだけど
私も芸術が理解できない分類でしょうか。

海にピアノがドッパーン、のシーンは美しかったです。
本物の愛を手に入れたエイダに、もうピアノは必要無くなったんですね。
だけどなんかなー、夢物語って感じです。


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胡同のひまわり
胡同のひまわり胡同のひまわり
(2006/12/22)
スン・ハイイン

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監督:チャン・ヤン
出演:スン・ハイイン、ジョアン・チェン、リウ・ツーフォン


文化大革命で右手を負傷し、画家への道を断たれた父は
息子の才能に全てを賭け、超スパルタ教育で自分の夢を託そうとする。
圧制に反発する息子は何とか父の手から逃げ出そうともがくが
親の権力に押しつぶされ、自由を奪われ、ただゞ父への反発だけが増していく。

父子の愛と憎しみの日々が30年という長いスパンで描かれています
(中国映画ってこのパターン多い気がするけど私だけ?)
頑固で融通の利かない夫を支えながら、息子にも愛情を注ぐ母親役にはジョアン・チェン、
「ラストエンペラー」で若き王妃役を演じた彼女も今じゃ落ち着いた母親です。
対立する父子の間で苦労するものの、従属するだけではなく、
自らの意思を持った芯の強い女性を演じていて好感持てます。

最後に父が取った行動には(うまい〆方するなー)と感じます。
長年に渡り蓄積された確執をどう乗り越えるのか、乗り越えられないのか
映画には結末が必要で、見ながらなんとなく想像してしまうものだけど
この終わり方は意外な展開でした。

晩年死期が近づいた父と遂に和解の時が訪れるとか
孫が生まれて互いに歩み寄るとか
父の死後息子が遺品から父の愛情に気付くとか
そんな終わり方だってあっただろうけど、
まったく予想外の結末で、でも・・良かったです。

痛めた右手で、取り壊しが進む胡同の町を写生する父の姿が印象的。
不器用にしか生きられなかった男の
不器用な家族への愛が素敵でした。


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プロフィール

egashi

Author:egashi
劇場もTVもDVDもごちゃまぜで、良かったのもいまひとつだったのも関係なく、超個人的意見で感想を書いております。
跳ね馬は・・・もちろんFerrari。F1も大好き♪



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